突然ですが、実は奈良県には鉄道にまつわる不名誉?なデータが2つあるのをご存知でしょうか?

実は路線が走っていない…(なんでやねん!)

実は電車が走っていない(「電車」に限定すると徳島県がそうなります。余談ですが、徳島では電車ではなく汽車と言ったりするようですね)

答えを捻り出してもなかなか出ないので、ここで答え合わせをしたいと思います。

ひとつは日本のJR線がある都道府県の中で、路線距離が最も短いこと
もうひとつはJRの特急・急行が走っていないことなんです。(かつては急行が走っていたんですけどね…)

田舎だから全然電車走ってないんだ〜。なんて思ったそこのあなた!実はそうではないんです。

実は、奈良県は全国でも非常に珍しいJRよりも私鉄の路線の方が長い都道府県なんです。

と、非常に前置きが長くなりましたが、地方の方には「私鉄」という概念自体が非常に馴染みがないかもしれません…。

私鉄とはJRとは異なり鉄道網を運営する私鉄。

特に関西は地域の規模の割に私鉄が多く、各社ならではの個性が豊かな地域なんです。

ちなみに、奈良県内にJRを凌駕する路線網を持つのが近畿日本鉄道(近鉄)

2000年代初頭まで近鉄バファローズ(合併前の名称は大阪近鉄バファローズ)という球団の親会社でもあったので一度は耳にしたことのある名前かもしれません。

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(近鉄といえば、私はこの方が思い浮かびます。)

今回は、そんな近鉄を語る上で欠かせない大和西大寺という駅を紹介したいと思います。

奈良のターミナル、多彩な行き先

西大寺が鉄道ファンのみならず、一般の方にもカオスとして認知されているのは乗り換えの難しさと行き先の豊富さ。

西大寺からどこへ行くことができるのかざっくりと奈良、大阪難波(道頓堀の最寄り駅)、京都、伊勢志摩サミットが開かれた賢島、三宮…

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奈良、大阪はもちろんのこと、京都へだっていくことができますし、近鉄の路線網でつながっている伊勢志摩へも一本で行くことだってできます。

ここに2010年からは阪神電車と直通で運転するようになったので甲子園や兵庫を代表する街、三宮へも一本で行けるようになりカオス感に拍車がかかっています。(その分便利にもなりました)

同じホームからあちこちへ行ってしまう
 

相互直通運転の多い関東に住んでいる方の中には、行先が多いのなんて別に普通じゃん。
という感覚なのかもしれません。

ただ多彩な行き先を持つ駅と西大寺の違いは同じホームに全く方向の違う行き先の電車が来るということです。

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一度難波行が出たあと、その次にやってくるのは京都行。

もし、ここで乗り間違えてしまうと全く逆の方向に行ってしまうんですよね(笑)

難波行だと思って京都行特急なんかに乗ってしまうと、京都市内へと一気にワープしてしまいます、、、

1日中ひっきりなしに電車がやってくるので、地元の人間ですらぼーっとしていると

あれ景色が違うなぁ…

あっ、電車乗り間違えた!!!!!!

ということが起こってしまいます。

ですので、観光で来られる際には必ず行き先を確認してから電車に乗るようにしてください(笑)

電車でホームを横断できる

西大寺のカオスっぷり。それを物語る上で欠かせないのが向かい側のホームへ電車で横断できることです。

通常であれば線路があって渡ることができませんが、電車が来ると…

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両側の扉が開いて、ホームを横断できるんです!

これは両側にホームがある西大寺だからこそ実現した芸当。

関西では阪神尼崎駅などでも見られますが、全国的に見て非常に珍しい光景を頻繁に見ることができます。

ちなみに、どちらのホームから乗ることが出来ますし、もちろんどちらのホームから乗っても行き先は同じです。笑

電車が発車するまでに何回電車を通って反対側のホームに行けるかやりたくなる気持ちになりますが、あくまでもここは駅。地元の人たちから白い目で見られるのでむやみやたらに往復はしないほうがいいでしょう。

行き先と乗り場をあらかじめ確認しましょう

こんな感じで次から次へと違う行き先に行ってしまう西大寺駅。

同じホームで乗り換えることができるのは地元の人間にとっては楽なのですが、慣れていない人にとっては本当に難しい乗り換えだと思います。

あっ、乗り間違えた!

そんなことがないように、地元の人間として

駅のディスプレイの乗り場を確認しておくことを強くオススメします(笑)

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駅の階段などに行き先と乗場が書いてあるので、乗る前に必ずどのホームにいつ電車が来るのかを確認しておくようにしておけば大丈夫です(それでも時たま間違えますが…)

乗り場を確認してから電車に乗る感覚は、どこか飛行機に乗る時のような感じもあって時たまワクワクしたりもします(私だけかもしれません)

慣れたら意外と便利。このカオスこそが西大寺の名物

同じホームから違う行き先の電車がひっきりなしにやってくる西大寺駅。

慣れない人にはちょっと意地悪な駅ではありますが、何度か乗ると乗り場さえ間違えなければ意外と便利に乗り換えられることに気がつくかと思います。

乗り換えるために、駅の端から端まで歩いたり、かたや同じ駅を冠しながら全く別の場所へと歩いたり。

そういった不便さなく、スムーズな乗り換えを実現しているのはこのカオスな駅の構造のおかげ。来たら、ぜひ一度このカオスを味わってみてください。

と、まだまだありますが長くなりそうなので西大寺のカオスっぷりを語るのはこのあたりで一旦おしまい。第二弾に続けたいと思います。