なぜ、生駒の日本酒バー「武家」は奈良の日本酒を置かないのか

東生駒駅から南へ徒歩5分ほど、旧国道168号線沿いにある日本酒バー兼うどん屋の「武家」。

かつて酒屋で勤めた経験を武器に日本酒を取り扱い、生駒市では数少ない、というか唯一といってもいいくらい昼から日本酒が楽しめるお店。

同じ銘柄のお酒でも時期によって微妙に異なる品質を見抜き、いつも最適な状態で飲むことができるよう提案しお酒が飲めない人もお酒好きにさせてしまう魔法のタクトをふるうこちら。

常時全国各地から5種類ほどの爽やかで香り豊かなお酒を飲むことができる奈良でも指折りの酒場です。

そんな武家のある日のラインナップはこちら。

日本酒好きのみならず、その名を轟かせる「獺祭」、味わい豊かでなかなか手に入らない「鍋島」などレアなお酒を数多く仕入れています。

そんな武家、そのときそのときで貴重なお酒を飲むことができるのですが、意外なことに奈良県のお酒を扱うことが非常に少ないのだとか。

この日も左から雑賀(和歌山県)、豊盃(青森県)、鍋島(佐賀県)、獺祭(山口県)、百竃(秋田県)、萬事酒盃中(広島県)とまさに全国各地から仕入れています。

こちらが鍋島。

特にお店のイチオシでもある百竃。

秋田県・由利本荘で醸される「雪の茅舎」の地元限定流通酒。

豊かな味わい、香り、そしてすっきりとキレのある後味を持つ素晴らしいお酒。
非常に流通量が少なく、関西ではここ以外にまず飲むことが出来ないであろう非常に希少価値の高いお酒です。

こちらは地酒ブームの火つけ役。日本酒党でなくともご存知であろう山口県の獺祭。

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なぜ、奈良以外の日本酒を扱うのか

全国各地から厳選されたお酒を取り扱う一方で、奈良のお酒は取り扱っていない。

これは奈良を愛するならまっぷ編集部、そして奈良の日本酒を愛する編集部としては残念で仕方ない…

奈良の日本酒が美味しくないのか?奈良のあるのに奈良のお酒を飲まないのか?その真相をたずねてみました。

奈良の酒が美味しくないからではない

そもそも、地元の料理店に地元のお酒が並ぶことが多いのは、得意先の酒屋が圏内にあるという側面があります。
そのため、奈良県内に行けば置いてある銘柄に多少の差はあれど、似たような日本酒が並んでいるわけです。

(慣れてくると、このお酒はこの酒屋から置いているな、と酒屋までわかりますがそれはまたどこかでお話しすることとします)

一方、武家は得意先の酒屋が奈良ではなく、東京にあります。そのため、奈良では飲むことのできない珍しい銘柄が並んでいるわけです。

しかも、この酒屋さんはかつて武家のマスター・武内さんが勤めていたところ。
なので、お酒のコンディションを我が子のように把握できるため、最高の状態で提供することができるのです。

奈良の酒以外を楽しんで欲しいという想い

なぜ、奈良ではなかなか飲むことのできないお酒を置くのか。

その答えは、奈良のお酒をメインに扱うお店が県内にはたくさんあるなか、武家はあえて奈良にはない酒を飲んでもらうことで楽しんでもらいたい。

そんな想いから置いていないのです。

奈良のお酒はどこでも飲もうと思えば飲める。

しかし、奈良では飲めないお酒はここでしか飲めない。そう言っても過言ではないほど、関西では滅多に入らないお酒を扱う武家。

そう、ここは本当にお酒の好きな人にだけその価値がわかる酒好きの聖地のような場所なのです。

お鍋、おでん、焼肉、なんでもOK!地元の人にとっての秘密基地

本題とは話がそれてしまいますが、この武家。もともとは日本酒を扱ううどん屋さんですが、日本酒との相性抜群のお鍋やおでん、刺身の盛り合わせとうどん以外のものも楽しむことができます。

おでん

刺身の盛り合わせ


家族や友人とのパーティなど、ちょっとした集まりなどに非常に便利なお店でもあります。

常にお店はclosedとなっているため、なかなか最初の一歩が踏み出しづらいお店ではありますが、電話で予約をすれば基本的に年中お店は開いています。

(看板はclosedのままですが。笑)

鍋やおでんなどはうどんのだしと同様かつおぶしベースのすっきりとしたおだしとともにいただけるのでどんどん日本酒が進んでしまいます。笑

また、無添加のものを使用しているのでお子様連れでも安心して利用できるのも魅力。

入りにくいお店ですが、一度通えばファンになること間違いなし。地元の人たちにとっての秘密基地のような空間は虜になる人多数です。

他のお店では飲むことのできない日本酒を飲みながら、ぜひ至福のひとときをお過ごしください。

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