これまで数回にわたって奈良の地酒を紹介してきた「奈良酒飲みある記」。
今回は、日本酒でありながらまるでワインのような味わいが特徴のユニークなお酒を紹介します。
ワインと同じ度数が生み出す飲みやすさ!
今回紹介するのは、御所市の油長酒造の醸す風の森 Alpha type1。
これまで何度か奈良酒飲みある記のなかで紹介をしてきた風の森。
そのなかでも、飲みやすさ、香りの良さが支持される最近の日本酒のトレンドを上手に取り入れつつ、風の森本来の発泡感を残したお酒です。
なんといっても特徴はワインと同じくらいのアルコール度数ということ。風の森の場合、無濾過無加水ということもあり度数が17度程度あるのに対し、このAlpha type1は14度程度とワインと同じ程度まで抑えています。
なので、一般的な日本酒を飲む際によくある「濃い」、「アルコールのグッと鼻につく感じ」というのが少なく、非常に飲みやすく設計されています。
同時に、ワインと同じくらいまで度数が低いので、量を飲んでも飲み疲れしないのが特徴。(もちろん、飲みすぎたらいけませんが…)
日本酒、というよりかは日本酒本来の香りや旨みを持つ「ライスワイン」といった飲み心地の良さを味わうことができます。
スパークリングワインのような発泡感
風の森 Alpha type1の特徴といえば、他の風の森同様スパークリングワインのような発泡感。
風の森のプロトタイプともいえる秋津穂を65パーセントまで磨き、飲みやすさを追求したこのお酒。開栓時にはスパークリングワインを開けた時のようにふたが飛ぶことも。
開栓時の栓の飛び具合、そしてあけたてのスパークリングワインのような発泡感とまるでスパークリングを飲んでいるかのような華やかな味わいが口いっぱいに広がります。
日本酒と事前に伝えられていなければワインを飲んでいるんじゃないか?そう勘違いしてしまうくらい、ワインと似たような味わいを楽しむことができます。
濃い味付けにも相性よし!ホームパーティーにオススメ!
スパークリングワインのような華やかな味わい。そしてワインのような飲み心地の良さ。
飲みやすさだけでなく、風の森 Alpha type1の凄さはどんな料理にも合う酒質。
ワインのような味わいなので、タパスなどとの相性も良く、また日本酒本来の和食との相性も抜群。酒質自体はしっかりしているので、濃い味付けの料理にも合うのがこのお酒の魅力。
価格も一升瓶で2,200円と非常にお手頃なのも魅力。ワインのように飲めるので、4〜5人くらいのパーティーにぴったりです。
ウチ飲み、パーティーで飲むのにぴったりな風の森 Alpha type1。ぜひ、一度飲んでみてみませんか?