白熱したセンバツの終わりとともに、奈良でも桜が少しずつ花を咲かせつつあります。
大阪桐蔭の西谷監督、学校は大阪ですが家は生駒だという噂がちらほら。(この辺の野球関係者では割と有名らしいですが)
いつの日か、奈良な人に聞いてみたシリーズで紹介をしてみたい…。そんな野望を抱きながら生駒の嶺の反対側からテレビ越しに妄想ばかりが膨らんでいました。笑
さて、野球狂の変なお話はこの辺に、センバツの決勝戦が行われた4月1日。生駒観光のランドマーク・宝山寺参道で「宝山寺 ご縁市」が開催されました。
参道沿いのお店や住民たちが協賛して開かれるこの縁日。2016年の春から季節ごとに一回、出店店舗を募って開催されています。
通算で5回目となる今回は4月1日に開催。1日ということでおついたち詣りに訪れる参拝者もいる中、まるで縁日の屋台のようにお店が並びました。
地元のお店、作家の作品が宝山寺参道に集結!
宝山寺 ご縁市では地元で活動されている方を中心に、参道沿いで食べ物の販売や陶器や花器、和小物など手作りのアイテムの展示・販売が行われました。
参道のランドマーク「観光生駒」の看板横にある白い家、通称「ホワイトハウス」ではikomania Tシャツを販売。
内観も含め、さながら古着屋さんのようなテイストの中、バリエーション豊かなTシャツが並びます。ちなみに、写真は子ども用のサイズのTシャツの上にパーカーを羽織らせたもの。こうして見ると、とてもファッション性が高いことが伺えます。
https://nara-map.com/201703101557
先日この記事でも紹介したikomania の現代表・桜田さんのセンスが光ります。
大量に生産・販売を行っておらず、対面で販売される数少ない機会ということもあってたくさんの方が手に取ってお気に入りのTシャツを探している姿を見ることができました。
ホワイトハウスの店の前では東松ヶ丘にあるイタリアンバルのお店「Luciano B」さんのブース
自家製のサングリアやコーヒーを訪れた方たちに販売していました。
サングリアを実際に飲んでみましたが、スペインの家庭で作られるようなフルーツの甘みと香りが口全体にふんわりと広がる優しいテイスト。
アルコールの臭みがなく、まるで果実のジュースを飲んでいるかのようなお味。味覚だけ地中海へ旅したような気分に。
生駒の山の中に佇む名店・ラッキーガーデンの店舗内をはじめ、お店の一角を「間借り」して厳選された本を並べる「MAGARI Books」さんも出店。
この日は宝山寺でのご縁市ということもあり、生駒にちなんだ本も。このほかにも、独特の世界観でセレクトされた書籍が店先に並んでいました。
このほか、もともと宝山寺の縁日であった1日と16日のみお店を開ける「たからや」さんでは1日ということもあってお茶処として営業を。
着物姿の女性を中心にぜんざいやお茶などをいただいている姿を見ることができました。
たからやさんのお店の前には「花じろう」さんによる瓢箪を象った花瓶やチョコレートなどちょっとした飲食物も。
石段には、やはり着物が美しく映える
かつては「男がつらいよ」シリーズのロケ地ともなったこの生駒・宝山寺界隈の参道。
石畳の階段の両側には店舗や旅館が立ち並び、ここが宝山寺の門前町として賑わいを見せていたことが伺えます。
この「宝山寺 ご縁市」は参道沿いのお店による出店とともに、着物を着て参道を歩くという「着物あそび」というイベントも。当日は、着物を着て参道を練り歩く方もたくさんいらっしゃいました。
石畳の上を着物姿の方が歩く姿。温泉のあるところや京都など、古の情緒あふれるところでよく見かけます。
ここ生駒でも日本屈指の観光地に引けを取らないくらい、情緒あふれる光景が。
こうして見ると、まるで三年坂のようにも見えますね。とにもかくにも、着物姿は美しいものです。
あの賑わった縁日をふたたび
かつては心斎橋筋よりもたくさんの人が行き交い、人をかき分けながら歩いたと言われる宝山寺参道。
今は車で参拝される方が増えたため、かつてのようにたくさんの人が参道を行き交うという姿はなかなか見られなくなりました。
かつて、たくさんの人で行き交った宝山寺参道の賑やかさを再び。
ご縁市、そして宝山寺参道会さんの取り組みはこれからも続きます。