大阪市内では本日、4月11日からいよいよ春の風物詩「造幣局 桜の通り抜け」が開催。
通り抜けがはじまる頃には街中のソメイヨシノは散りはじめていることが多いですが、今年は開花が遅かったこともあり、街中の見頃とシンクロするようにスタートする形となりそうです。
さて、この週末休みでもあったので奈良にある桜の名所の開花状況をチェックするとともに写真に収めてきました。
最初に回ったのは奈良公園内にある浮御堂。
園内の鷺池に浮かぶ六角形の形をしたお堂。池の上に浮かんでいることからライトアップされた時期には幻想的な風景を楽しむことができる場所です。
こちらが夏季に開催される燈火会の際の模様。温かな光を灯す燈火が水面とお堂を照らし、妖艶なシーンを演出します。
そんな浮御堂ですが、桜が満開の時期にはこのように。
浮御堂をバックに植えられた桜の木が花を咲かせ、水面が薄いピンク色に染まります。
奈良公園といえば鹿のいる芝生のエリアが有名ですが、こういった和の雰囲気を味わうことができる場所もあるんです。
先ほどは桜の木をバックに写真を撮りましたが、今度は木が植えられているサイドから浮御堂を。
桜をかぶせて浮御堂を撮ってみても和の趣が感じられます。
ボートに乗ってお花見を楽しむことも!
なんだかんだ花見って、たくさんの人がいて人波に飲まれたりしながら自分のペースで楽しむことがなかなかできないもの。
I can fly!!! といって気持ち的にはドローンや鳥みたく飛び立って空の上から見たい衝動に駆り立てられることもあるんじゃないでしょうか?(私だけ?)
飛んでしまいたいと思うかどうかはさておき、優雅に楽しみたいもの。
浮御堂ではボートに乗ってお花見を楽しむこともできます。
一旦ボートに乗ってしまえば、人混みをかきわける必要も皆無。水面の上から浮御堂と桜を眺めることができます。
レジャー要素も高いので、出かけた後に「あの時ボート乗ったよね〜」なんて思い出作りにもぴったりです。
料金は1台あたり30分900円とそこそこリーズナブル。クルーザーよりも遥かにお手頃に船の上から平安貴族気分を味わえます。(最大4人まで乗れるようです)
缶ビールも販売されているので、お酒を飲みながら桜鑑賞、なんて粋なこともできます。(くれぐれも飲み過ぎにはご注意を)
奈良公園内、全体的に見頃でした
今回は浮御堂を中心に見てきましたが、鹿のいる東大寺周辺などでも見頃を迎えていました!
こちらは今日、かつての興福寺の伽藍跡をなかなか見ることができない奈良公園内にあって、庭園があったことをうかがわせる春日野園地周辺の景色。
吉城川の流れと池で、自然の美を生かした池泉回遊式の庭園跡が残されています。
お約束、というわけではありませんが1枚くらいは鹿をかませた写真を。
観光客が次から次へと鹿せんべいを渡ためお腹がいっぱいだったのか、なかなか鹿せんべいには関心を示してくれませんでした(笑)
開花から1週間程度で見頃に!
今回撮ったのは4月9日。2017年の奈良の桜の開花は4月3日だったので、開花から1週間くらいたった桜ということになります。
桜の開花時期は年によって異なるので参考にはしづらいところもありますが、「開花から1週間くらいでこういった見頃状況になる」と参考になるのではないでしょうか?
お花見の時期を決めるのにあたって、ぜひご活用いただけたら嬉しい限りです。