奈良公園で鹿に鹿せんべい以外の食べ物をあげると今後ペナルティが課されるらしい

ゴールデンウイークの行楽シーズンを2週間後に控え、非常に興味深いニュースが飛び込んできました。

奈良公園の鹿に「鹿せんべい」以外の餌付けを禁止へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170408-OYT1T50097.html

これまでも鹿への餌付けに関しては問題視されてきましたが、ついに条例の制定という形で奈良県が動き出したようです。

ニュースによると公園のルールを定めた都市公園例を改正し、鹿に対して鹿せんべい以外の食べ物を与えると5万円以下の過料が課されるようになるのだとか。

記事によると、来年度からの施行を目指して動き出しているようです。

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条例制定の背景について

そもそも、なぜ今回のように鹿せんべい以外の餌付けを条例で禁止するようになったのでしょうか?
その背景に、県が実施した調査の中で鹿せんべい以外にお菓子類(スナック菓子、あめ、おかきなど)を与えているという実態が浮き彫りとなったことがあります。

鹿せんべいを与えているのだから、何をあげても食べるだろう。そう思っている方もいるかもしれませんが、本来鹿は草食動物。本来は公園内に生えている芝や草を食べて生活をしています。

まさに写真のように人気のないところではむしゃむしゃと草を食べている光景をよく見かけます。

こうして鹿に草以外のものを与えることで鹿の疾病が増加。
昨年度実施された鹿の頭数実態調査において、疾病による死亡数が前年度と比べて30頭以上も増加しているというデータが出ています。

観光客の増加により鹿と戯れる方が増える一方で、本来鹿が食べられないものを与える人が増えたことで鹿の病気に繋がっているという問題点が浮き彫りとなったのです。

鹿せんべいって、あげても大丈夫なの?

今回、鹿せんべい以外の餌付けを禁止する条例の制定に向けて動いているわけですが、気になるのが大・大・大前提の「鹿に鹿せんべい与えても大丈夫なの?という点ですよね。

鹿せんべい自体は小麦粉と米ぬかでできており、鹿には無害なようにできています。ちなみに、奈良公園で鹿を持っていると鹿が何枚でも鹿せんべいをねだる姿を目にしますが、これは一日に鹿が食べる草の量(なんと5kg)と比べると「おやつ程度」の量でしかないのだそう。

鹿せんべいは1枚3〜4g程度しかないので、何枚食べても鹿のお腹が満たされることはないそうです。

ちなみに鹿せんべい。人間も食べることはできますが小麦粉と米ぬかだけで砂糖などは入っていないのでそれほど美味しくはないそうです…。

奈良公園の鹿とは?

かわいい鹿目当てに観光客がたくさん訪れる奈良公園。中華人民共和国の観光客連中は「鹿を目当てに、ってか鹿以外に奈良に何があるの」というスタンスで来ていたりもしてることもあり、本来どういった存在なのかということが忘れられつつあるように感じます。

奈良公園の鹿とはかつての万博で行われた人間博物館のような単なるパビリオンではなく、国の天然記念物に指定されている野生動物。世界的にも非常に珍しい「市街地に野生動物が平然と暮らす街」奈良において、人類と動物が共存している象徴ともいえる存在です。

また、それだけではなく奈良公園の鹿は元来、公園の東側にたつ春日大社の神の使い。

ですので、神聖に扱わねばならない聖なる存在なのです。宗教的に寛容?というか無関心な日本人だから特に何事もなく終わっていますが、これがもし他の宗教であれば特高に逮捕!どころか宗教戦争勃発に繋がりかねない大問題かもしれません。

ならまっぷとしてはこんな風に鹿せんべい以外のものを与えている人たちをとっ捕まえる気はさらさらありませんが、せめて「鹿は神聖な存在である」ということはこれからも発信し続けていきたいと思っています。

グローバルな社会になって来た中、地元の人たちだけでなく国内、いや海外の人も含めて鹿を守るよう共存していかねばならないと思います。

鹿との共存に関して動画の活用、外国語での発信等を含めて取り組んでまいります。

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