お客さま思いの「聴く」家づくりー 平岡工務店 高田恭一さん 奈良な人に聞いてみた vol.8

鳥のさえずりと田畑が広がる富雄川沿いののどかな田園地帯。

ここに、こだわりあふれる家作りを行う工務店があるのをご存知でしょうか?

事務所の前にはヘルメットをかぶった飛び出し坊やがお出迎え。

周囲には田んぼが広がり、虫の声が聞こえるのどかな場所にあるこだわりの工務店が平岡工務店さんです。

この平岡工務店さんでプランニングマネージャーを努めるのが高田恭一さん。

お客さまのご要望を汲み取り、間取りの提案などを手がける「間取リスト」のひとりとして活躍されています。

年間で建てるのは6棟だけ!「徹底的にこだわる」家づくりのディレクターに話を伺ってみました!

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工務店とは無縁?!の経歴

現在平岡工務店さんの「間取リスト」として活躍されている高田さん。

ここまで住宅の販売や設計などに携わっているか、と思いきや平岡工務店さんに入社するまでは全く家づくりとは関係のない仕事をしていたのだとか。

学生生活を終え、最初に働いたのはアパレル関連のお仕事。その後、転職し入った先はWEB関連の会社。

当時全盛であったflashを、どのようにすれば動くようになるのかという知識がない中仕事をしながら必死に覚えていったのだそうです。

「『これがどうやって動いているんだろう』、『どうすればこういう作りができるんだろう』という疑問をWEBのプログラムを行う中で自然と考えるようになったので家づくりにも生きています」

そう話す高田さん。同時に、アパレル関連のお仕事を通じて人の話に耳を傾けながら間取りや内観などをコーディネートす るのに役立っているということで、これまでの経験を基にロジカルに、かつお客さまのご要望を聴いて独自の解釈の基に提案ができるのだそうです。

自らの家づくりで感じた違和感がきっかけで家づくりの世界へ

WEBデザイナーとして活躍し、平岡工務店さんのサイト作成にも携わっていたという高田さん。

この頃から、漠然と平岡工務店さんの仕事などに関心があったと語ります。

独立するとともに結婚もした頃、マイホームを建てることを考えた高田さん。

様々なハウスメーカーなどに依頼をかけ、設計をお願いするもののどこか違和感を感じ、建てるのを見送ったのだとか。

そんな折、平岡工務店さんに相談をしたところ、自分の要望がしっかりと汲み取られた違和感のないプランを出してもらうことができ、マイホームづくりを平岡工務店で進めることに。

ただ、間取りプランには満足していたものの、外観の色や形が簡易的な3Dソフトの表現では分かりづらいと感じ、デザイン会社時代に培った技術を活かして、実際の素材を使用したリアルなパースイメージを描いてみることにしたのだそう。

画面を見つめる高田さん

その間、1年ほどフリーランスで活躍している中で家づくりの面白さを感じはじめた高田さんは平岡工務店さんへ入社。

現在にいたるのだそうです。

高田さんが編み出した外観をミックスさせる手法。ほぼこの外観通りの出来栄えになるのだとか

事前にこのパースを見せたうえでお客さまと話をするので、どんな家ができるのかというイメージが湧きやすくなるとともに、出来栄えをみた時にパースとほとんど同じ状態でできるので驚かれることもあるのだそうです。

建てるまで20回以上の打ち合わせも!とことんこだわり抜いた家作り

年間で6棟しか家を建てない平岡工務店さん。

家づくりのうえで大切なことは「建てようとしているご家族の話をよく聞くこと」と高田さんは語ります。

ハウスメーカーであれば数回程度しか行われない設計に関する打ち合わせに関して、お互いが納得行くまでとことん話し込むのが平岡工務店さんのスタイル。

家を建てるまでの打ち合わせの回数は時に20回を超えることもあるのだとか。

作る側の妥協しない姿勢はもちろんのこと、建てようと思っているお客さんに関しても「そこそこの家に住めたらいいや」という方は来ることがないですね。とのこと。

双方の対話を通じて、お互いのこだわりが詰まった家が誕生するのだそうです。

ここには、ただ建てるだけでもいいのかもしれないけれど、そこでは終わらない。建てたところからお付き合いが始まるという考えで真摯に家づくりと向き合う平岡工務店さんだからこそ。

少しでも気になったところがあれば相談できるよう、住環境にこだわりを持つお客さまに対して建てた後もとことん向き合う「丁寧なお付き合い」ができるのも平岡工務店さんの魅力です。

「見せて納得していただく」数字に騙されない家づくり

LDKは何畳以上で、部屋の数は何個以上…。

作るのにあたって、ついつい定量的な数値を気にして家を建ててしまいがちですが、必ずしも数字を鵜呑みにして信じすぎしまってはいけないと高田さんは語ります。

そんな高田さんに、インタビュー時図らずも建てることとなったマイホームの間取りで絶賛苦悶中だったならまっぷ編集部が聞いてみました。

「まず、玄関が小さいと圧迫感を感じてしまうので玄関は大きく取るようにします。さらに、洗面台も広く取るように設計を行っていきます。LDKに関しては土地の形状やポテンシャルに応じて作っていき、他の部分は暮らしを“妄想”しながら違和感がなくなるように作っていきます」

注文されるお客さまの違和感を埋めていくため、一般的な家づくりと平岡工務店さんとの違いを見てもらうことで納得していただくこともあるのだとか。

「家づくり」だけじゃありません。インテリア・ブランディングまでワンストップでプロデュース

「年間6棟しか建てません」

と、とことんこだわり抜いた家づくりを行う平岡工務店さん。

家づくりだけではなく、家のリフォーム、住宅の内観に合わせたインテリアの提案もトータルで行うことができるのも強み。

平岡工務店さんにはインテリア雑貨を扱う「tecio」というお店があり、雑貨の販売を手がけるだけでなく、住む人が納得いく家具などのコーディネートを行っています。

家によって、また、暮らし方によって異なるライフスタイルやひとりひとりにあったものを総合的に提案していくのだそう。提案にあたっては色目や質感などに配慮し、内装にあったものを提案。

家具屋さんで一目惚れしたけど、家に置いて見たら色目が合わなかったりでがっかりした…。

そんな思いをすることがないよう、好きなデザインなどを聞きつつ、ピアノの調律を行うように繊細なバランスを整えていくのです。

外観に合わせて内観のコーディネートを行うことができ、トータルで提案を行うことができるのが平岡工務店さんの強み。

設計、デザイン、コーディネート…これら全てをワンストップで行うことができるため、統一感のある家や店舗づくりを行うことができるのです。

さらに、インテリアのデザインだけでなく店舗のプロモーション、予算までお金が回らないという会社に向けては名刺、WEBサイトのデザインまで提案。

「うちの会社はおせっかいなんです」そう笑う高田さん。

建てたところからお付き合いが始まる…。

ただ建てるだけではない− そんな平岡工務店さんならではのいい意味で「おせっかい」なサービスといえるでしょう。

とことん、向き合う

高田さんとお話して終始感じたのはお客さまに対してお話を聴き、とことん向き合っていくということ。

そして決して手間暇を惜しまずにこだわり抜くという粘り強いお客さま思いの姿勢です。

納得のいく家づくりをするのにあたって、対話を重ねに重ねてまるで編み物を織っていくかのようにお互いに言葉とイメージを重ね合わせてひとつしかない作品を紡ぎあげていいく。

そこには決して妥協などはなく、お客さまが納得いくものを作るにはどうすればいいのか細かい部分まで詰めていく。

面倒、かつ手間がかかるようなことも惜しまず向き合っていくー

ひとつひとつの家に熱い思いを吹き込んでいく職人さんの姿がそこにはありました。

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